花詩集“かほり” Vol3

相模鉄道では2月18日に、前回大好評だった香りの出るバス共通カード“花詩集 かほり”シリーズの第4弾を発売しました

今回もサービス窓口“グリーンぽけっと(※2)”で、花にまつわる伝説を綴った特別台紙付きを買うことができます。

(※2:横浜駅・二俣川駅・三ツ境駅・大和駅・海老名駅・緑園都市駅・湘南台駅にあります)





梅の伝説
「花言葉 忠実」

 王朝文化が花開いた平安時代、菅原道真はそのたぐいまれな才能
 をねたまれ、無実の罪を負わされてしまいました。そして、ついに
 まだ雪の残る大宰府へ流されることとなりました。その頃、道真の
 書斎の庭先では、道真に愛されて育った梅が蕾をふくらませ、春の
 訪れを待っていました。道真は都を去る前の晩、雪あかりのあたる
 障子をそっと開け、愛する梅に永遠の別れを告げたのです。

      東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花
                   あるじなしとて 春は忘れそ……

 梅は、その心に応えて一夜にして大宰府へ飛び、雪を払いのける
 ようにして花を咲かせました。道真は涙を流し梅との再会を喜びま
 した。

 梅の花言葉は、道真が梅を愛する心の深さと、それに応えようと
 する梅のいじらしさから生まれたのです……。     






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